感覚

 

 

 

 

 

 

 

 ねぇ、風（kaze）さん

 どうして縦で撮るのですか？

（※：kaze sora とは愛称です）

 

 

 

紙面でも使い易いからね

洋服とか売ってるお店のポスターとかも..

　

 

なるほど

縦って便利ですね

別の人があれこれと

後で手を入れるの

もの凄く嫌いですよね（笑）

撮るときに何に使うか

決めてるって

よく言ってますよね

 

 

 

表現したいことを絞り込む感覚..

そういうのも僕好みなんだよ

優等生的な作品の多くは

わかりやすい描写だったり

ピントだったりするけど

僕はあえてそれを

少し外そうとしてる

写り過ぎない描写

言い換えれば

少し余白みたいな

ものを残す感じかな..

 

見た人がその余白や

隙間みたいなものを

自由に想像して

埋めてもらえるように

そう願ってね..

 

 

 

撮影枚数も意外と少ないのは

それなりに意味が？

 

 

 

あまり意識してはないけど

たくさん撮れば

撮るほどに

一枚への気持ちが

分散されて

薄くなる気がして..

 

撮れないときは

それもまた自分の

技量だし

 

確かにたくさん撮れば

そこからヒントを

つかむチャンスというか

確率は高くなるかも

しれないけど..

 

 

 

 それに何より

忙しいから

時間がない（笑）

 

 

マジですか

 

 

冗談だよ

 

 

 

日ごろ心がけていることは

ありますか？

 

 

 

短い時間で

よく観察すること

選択を迫られるような

場面を楽しみ

思い切って

決断すること

 

お店に入るとする

何になさいますか？と

お店の人がオーダーを

とりに来た瞬間に

決めるとか（笑）

 

 

 

そういえば

よくそんな場面に

遭遇している気がします

 

 

 

カメラを手にしていない時間の

過ごし方が重要なんだと思う

 

道端の草木や

近くにいる人が

髪型変えたとか

化粧のノリ具合とか

道路ですれ違う

トラックに鶏が何羽いたとか..

 

 

 

へ～ 興味深いですね

 

いえいえ

 

 

 

 

今後目指していることは？

 

 

うまく言葉にできないけど

写真で絵画的な

表現にどこまで

近づけるかということを

もっと追い求めたい

 

画家の人たちは

一枚に気の遠くなるような

時間をかけて

仕上げることが

多いでしょ

 

写真の場合

少し大袈裟に言うと

その対極で

『一瞬』じゃないですか

一部の側面だけを見ると

そうなんだけど

実は少し違うよね

 

 

対極にあるから

分かりあえないと

思いがちだけど

だからこそ

一歩でも二歩でも

近づいてみたくなる

一生わからないかも

しれないけどね

でもやっぱり 

気になる..

 

 

etc