人を敬い
尊敬し
愛情を注ぐ
そんな気持ちと
日々の行動が
不思議なことに
幾重にも形を変えて
自分に返ってくる
良いお店というものは
店の佇まいも
どこか違う
細部にまで
きちんと
気が配られている
のである
ちゃんとわかってますよ
これでどうですか
という自信は
前面に出さず
自然体で
ひっそりと
夕方の街を眺めていた
時間帯によって
表情が変わる
どんなに眺めていても
飽きることはない
人も自動車も
光も影も
空気中の湿度までも
ひつの風景を生み出し
互いに調和を
目指してゆく
耳を傾け
心を寄せる
没頭するとは
少し異なる
極めて自然体に近い
集中した状態
いわゆる
ゾーンと
いうものだ
雨の日にはどんな傘をさしていますか?
雨だけ防げれば
デザインや色は
気にしないというのでは
少し寂しい…
フランスの伝統色
淡い色彩の
ヴェール・ドーを
探していた
これは自分用として
『水の緑』を意味する
くすんだ雨の日の空間に
ほっとする
穏やかさと優しさが
あるだろう
こんなこだわりを
大切にしたい
大切なあの人にも
上品な色の傘を探して
贈ってみたいと思う
柔らかな光注ぐ回廊に
過去と未来を行き来する
時間(とき)という
名の足音が
心地よく
いつまでも
響いている
君はどうしているだろうか
君がいつも座る
その隣に
僕の場所は
あるだろうか…
グラスを傾け
語り合う
世代の異なる
人生の先輩の
言葉は
どこまでも
重く深い
ちょっと変わった
table setting
いかがです?
窓辺に花を
花のある暮らしは
本当にいいものです
季節ごとにさまざまな
色彩を感じ
心に栄養と安らぎを
もたらしてくれますね
石畳の多いパリの街だけど
こんな風にアスファルト舗装の道も
普通にあります
だけど
日本とは少し違います
こんな時
日本の技術はやはり
世界一なんだなぁと
思います
入り組んだ路地をくまなく散策
最高のロケーションを探す
見慣れた街の風景も
探すほどに
新たな発見が
夢を見ていました
いつまでも
繰り返し映像が蘇ります
この街は
僕にとって特別な場所
ストラップを新調して
気分新たに街を歩く
見る物が新鮮♪
見慣れた街だけど
創作意欲は増すばかり
地図を見ながら
撮影の候補地を決め
タイムスケジュールを考える
もう頭の中には
それぞれの
情景が浮かんでいる
宿泊は移動に便利な
オペラ地区にしようと思う
思い切って
レンズやカメラを処分し
システムを
コンパクトにしてゆく
何かを始めようとするとき
僕の場合
やっぱり
整理整頓から始まる
愛着あるレンズや
カメラとの別れは
辛いものがあるが
これまで
素晴らしい画を
与えてくれた
機材たちに
感謝と尊敬を…
気持ちを軽くしつつ
写真一枚一枚の
密度は濃く
作品を撮っていきたい
欧州の街を撮り歩く時
PENやOMDのような
ミラーレスは本当に
撮影テンポが良くて
僕の呼吸リズムとも
相性が良い
相手を威圧しない
小さくてかわいらしい
カメラ
時に
『あんたヤル気あるの』と
モデルの誤解を招くことも
あるけれど
それは撮れた画を見せれば
瞬時に問題は解決する
『あらいいわね』
『ごめんあそばせ』
『おほほほっ…』
一気に場が和み
そこから
本当の撮影が
始まったり
そこには
フルサイズや中判では
出せない独特の
雰囲気もあるだろう
勿論
その逆も
しかるべきでは
あるが…
またしても
パリの撮影に出かけるのだが
今回はパリ左岸を集中的に
攻めてみよう
ある意味では
今回のシステム構成は
パリ左岸仕様でも
あったりもする
ハイスペックのプロ機だろうが
軽快なミラーレス機だろうが
心底惚れたカメラであれば
撮影した一枚を
一生大切にするだろう
それが
僕の場合
いろいろ試してみた結果
ミラーレス機だった
ということだ
わかるだろうか
ひとつのフレームに
入れたい2つの要素が
あることを
雲の切れ間に見える
小さな飛行機
馬にまたがる石造
広角レンズを
選んでみたが
魚眼レンズでも
面白いかも
青空を見上げた
やさしい光が作リ出す影
綿菓子のような白い雲
世界はこんなにも美しい
下向いてないで
上を向いて歩こう♪
例えば面白いことを
やってみようとする
そんな時
いくらかのリスクが生じる
そのリスクを受け入れられるか
受け入れなければ
何も始まらない
技術の向上を目指したり
新しい表現を思案する中
ミスをすることがある
それは
真摯に向き合い
果敢に攻めているからこそ
表れる現象である
これは
良い傾向でもある
重ねた失敗の数だけ
経験が生まれ
揺るがない
技術の裏付けとなる
モンマルトルは階段や
坂道の多いエリア
心して歩こう
実は傘が好き
雨の日に使う傘も
和傘もね
装いにアクセセントを
元は中国の方から
伝わって
長い時間と
気候風土や
文化によって
育まれ
美しさも
兼ね備えた
伝統美が
キラリと
光ります
少年の頃
路線図を眺めながら
鉄道の旅を
夢見ていました
この線路は
いったい何処まで
続いているのだろう
終着駅には
どんな光景が
広がっているのか
ワクワク
ドキドキ
少年の心は
震えていました
~ Railway Story ~
記憶って
どのくらいあるのだろう?
個人差もあるし
数値化はできないもの
過ごしてきた時間
考えた時間
抱いた感情の起伏
そういったものの蓄積が
その人らしさに
なるのだろう
長く生きるほどに
いろいろと経験し
世の中の道理を知る
良くも悪くも
世渡りの術を憶え
多小は腹黒くもなる
年を重ねるからこそ
見えてくることもある
時間軸の上に立ち
過去を振り返り
そして
未来を想像する
つかみどころのない
時間という
世界の中で
僕はいつも
冒険をしている
読み終えた
昔の思い出に
今日もまた一つ
封印をして
写真家 一美さんから
案内状が届く
ありがとうございます
独自の視点と世界観
透き通る心の眼で
捉えた表現が
訪れる人を包み
癒すことでしょう
楽しみです
買い物は行きますか?
スーパーのような
お店より
対面で言葉が
飛び交う
マルシェがたまらなく
好きなのです
日没から始まる
magic hour
ともる灯りと
作り出される色合いに
魅せられる
今日この頃
フォトフレームに入れたのは
『 窓際の特等席 』
小さくプリントしてみた
大きなものばかりが
作品ではない