2013年8月9日金曜日

対話と静寂





 
 
 
 
『どちらから?』
そんな声が聞こえた。
周りには誰もいない。
 
あれ?
 
木陰でまどろむ猫君が…
 
「暑い日が続きますね。」
と私。
『ほんまですな。』
と猫君。
 
一人と一匹。
 
静かな時は
刻まれてゆく…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そこにある色と光の一切を
損ねることなく
尊重するように
佇んでいた…
 
同じようで少しずつ違う
移りゆく
一瞬一瞬を
噛みしめるように
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いろいろと話すうち
毎日を丁寧に
過ごすとことが
何より大事なんだと
 
特別な
each day
でなくても
 
ありきたりの
every day
でも
いいじゃない?
 
車窓の奥には
京都の穏やかな
風景が広がる
 
 
夏の色
水の音
風の香り
 
 
 
 
 
 


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